カッピング



 吸玉療法ともいいます。コップのような形をした吸玉を皮膚に密着させたあと、内部の空気を抜いて減圧し、ツボとツボ周辺を強く刺激します。

コップのような吸玉で皮膚を減圧する

吸玉(カッピング)療法は、中国で古くから行われている療法のひとつです。コップのような吸玉を皮膚に密着させ、吸玉の中を減圧して、皮膚を強く吸引します。それによって、一時的に皮膚が充血するため、赤く変色した跡が現れます。
指圧は、ツボ(経穴)を押すことで経絡を刺激する治療ですが、吸玉治療はその逆で、ツボを強く引くことで、強力に刺激します。鍼灸ほど厳密にツボの位置を特定する必要はないのですが、吸玉をあてた皮膚にはくっきりとした跡が残り、1週間ほど消えない事があったり水泡ができたり、する事もある。

血の流れが悪くなり、停滞して瘀血(おけつ)になっている部分があれば、そこに吸玉をつける。吸引刺激によって、血行の改善をはかる事ができる。

吸玉療法によって血行が促進されるほか、リンパ液の流れがよくなり免疫力が高くなると言われている。また、ツボを強く刺激するために、全身の経絡の流れがよくなり、身体全体の調子が良くなる事も期待できる。月経不順や冷えに効果があるばかりか、「古くなった血液や老廃物を排出する」というデトックス的な効果も期待され、美容の分野でも使われる事が多い。

吸玉のあとが黒っぽくなる人は血が滞っている

吸玉では、症状を改善するだけではなく、身体の状態を調べることもできる。決められた部位を吸引し、皮膚の状態を観察する。吸玉をあてた部分の皮膚は色が変わって跡がつくが、その色から血行の状態が判断できる。皮膚の色は、白っぽいピンク色から赤色、紫がかった色まである。一般に赤黒い色になる人ほど血行が悪く、血が滞っていると考えられる。また吸玉のあとがなかなか元に戻らない人は、内臓の機能も変調している可能性がある。
このような人が吸玉療法を続けると、血行が良くなり、内臓の機能も回復してくる。吸引後のあとの色も薄くなり、すぐに元に戻るようになることが多い。

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