FSH
FSH(Follicle Stimulating Hormone)とは、脳下垂体から分泌される性腺刺激ホルモンの一つです。
FSHは、「卵胞刺激ホルモン」とも呼ばれており、女性の場合、「卵胞の発育」、「エストロゲンの生成の促進」、「月経周期のコントロール」、に大きく関与します。
FSH検査が行われる場合、「不妊症の可能性」、「下垂体の分泌機能の異常の可能性」、「月経異常の可能性」、「更年期障害の可能性」等の確認しているものと思われます。
中でも更年期や閉経後には、数値の上昇が顕著に確認される為、更年期障害の可能性が検討されるケースが多いものと思われます。
- 女性のFSHの基準値の範囲
女性の場合は、月経・妊娠・閉経などの働きによって卵胞刺激ホルモンの分泌量が異なる為、数値が大きく変化します。その為、基準値に関しても時期や状況によって変化します。
- 卵胞期 ⇒ 3.2~14.4mlU/ml
- 排卵期 ⇒ 3.4~17.1mlU/ml
- 黄体期 ⇒ 1.4~8.4mlU/ml
- 閉経後 ⇒ 147.6mlU/ml以下
FSH検査値が基準値よりも高い場合について
女性の場合は、まず何よりも''「更年期・閉経」の有無''
閉経などの関与が全くない場合は、「原発性性腺機能低下症」、「他のホルモンの分泌低下」が考えられます。
エストロゲンやプロゲステロン等のホルモンの分泌が低下すると卵胞刺激ホルモンの数値は上昇します。
クロミッド等の排卵誘発剤の副作用で値が上昇する事もあるので、専門医に相談される事をお勧めします。
高FSHってどうして悪いんでしょうか?
FSHが高いという事は、それだけ卵巣が頑張って排卵しているという事ですが、卵巣の反応が良くないからといって、大量のFSHで刺激し過ぎるのも、良し悪し、ではないでしょうか。
卵胞だけは短期間にどんどん大きくなり排卵するのですが、中の卵子が未熟だったり空胞だったりする事も多いです。当然、未熟や空胞だと受精しません。高齢によって自然でも過排卵が増えたりもしますが、それと似た状態です。
月に一個でも排卵があれば、治療しなくても妊娠できるのではないのかと思われるでしょうが、
「卵子の質」は「成熟度」と「正常であること」で判断されます。
成熟度が低ければ受精率が低くなります。
正常であることというのは、受精し胚として育つ時に染色体の不分離を起こさない卵である事をいいます。
一般に、40歳近くなると、この二つの面で「卵子の質」が低下し出すから、こういった治療を施してるものと思われます。
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