マッサージ
西洋生まれの身体に直接触れる手技
手だけを使った、マッサージ、按摩、指圧などの治療を手技療法といいます。
手技療法は、施術者の手だけを使って、身体の状態を調べながら、こする、さする、もむ、押す、叩く、などの方法を用いて、刺激を与えることで治療していきます。
マッサージはヨーロッパで生まれ発達した手技で、皮膚や筋肉に働きかけて、血流やリンパ液の流れをよくする方法で、元来、経絡やツボ(経穴)を意識したものではありませんが、当院では、東洋医学的な考え方も取り入れて施術しています。多くのマッサージは、肌に直接触れて施術することが多いのですが、当院では、大半が着衣の上から行っていますし、直接触って服が汚れる事のないよう、タオルを使って、マッサージをします。なので、あん摩マッサージ指圧師の施術とは別物と思って下さい。
心臓から末端に血液を運ぶ動脈は、弾力性に富み血液をすみずみまで運ぶことができますが、末端から心臓へ血液を運ぶ静脈は、弾力性がやや弱いため、血液を運ぶ機能が弱く、ところどころで血液が停滞してしまうことがあります。そこで、静脈とリンパを循環させているリンパ管の機能を補助して、血液やリンパのめぐりをよくするのが、マッサージの、基本的な役割です。
マッサージは基本的に、手の先や足の先など、からだの末端から中心に向かって刺激していくことが多いですが、当院では、基本的に、伝導路を意識して、施術していきます。なので、必ずしも「末端から中心」というわけではありません。手のひらや指の腹を使って、皮膚をこする、なでる、さする、もむ、のが中心です。皮膚を手で把握して、筋膜を動かします。なので、施術ミスであるもみ返しが起こる事はありません。指先を皮膚に押し付けて「の」の字を描く、横に滑らせる、筋肉をつまむようにしてもみほぐす、手のひらや指で軽く叩いたり、振動させる、等で、ツボを圧迫します。
マッサージによって、血液の流れがよくなると、筋肉の疲労物質が排出され、緊張もとけるので、痛みやだるさがなくなり、動きやすくなります。リンパの流れが良くなると、むくみの解消にもつながり、小顔になる、等の美容効果もあります。麻痺していた神経の緊張も解けて、機能が戻る事も少なくありません。刺激した神経がつながっている組織のはたらきがよくなり、全身の調子が改善することも多々あります。
ちなみに、「マッサージをしません。」と言う治療院では、マッサージできる施術者がいない場合が多いのが現状です。筋肉の把握が出来ることやマッサージの指遣いをするには、技術が要るからです。だからもみ返しを作ってしまう事になります。
マッサージはただ揉むだけのものではありません。一定の修業を要するものですが、それを軽く思ってる方が本当に多いですね。
当院では、手で身体の内部を感じるために使っております。例えば、内科の先生が、聴診器を当てて身体を軽く叩いて内部の状況を診断しているのと、同じようなものだ、と思って下さい。
加賀整骨院 ご案内
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