2012.04.06
カテゴリ:ブログ
偽関節になりませんように
今日、1ヶ月ほど前に手を痛めた方が来院した。
問診をすると、以前、別の接骨院に通院されてた模様。
両手が痛いというので、患部を見ると、
「スナフボックスやん。」
「〇〇接骨院では、この症状は何だと言われましたか?」と尋ねると、「捻挫だと言われました。」との事。
「手を背屈、橈屈(実際やって見せました。)ぎみに手をついてから痛くなったんじゃないですか?」と聞くと、
「はい。」との回答。
握手をしたら手根部が痛いという。
舟状骨骨折の可能性大やん。
一応簡単な整復をしておきましたが、明日も仕事という事なので、固定をしませんでした。肘J~MPJまで固定したら仕事になりませんし。
また、もう片方の指を見ると、overlapping fingerぎみやん。
なんでこんなん、見落としてるの?
「ピンと撥ねる」と言ってましたが、回旋転位起こしてるやん。
「こぶしで何かを叩いた事なかった?」と聞くと、
「ありました。」との回答。
中手骨骨折の可能性大やん。
両手とも、骨折の可能性大なので、X-Pにて診断してもらうよう勧め、軽く応急処置だけしました。
一ヶ月、苦しかったと思います。単なる捻挫であれば良いのに、と祈ってます。