卵巣③

思春期には、下垂体の性腺刺激ホルモンはほとんど分泌されていない。思春期になると、前者の働きで卵巣の卵胞が成熟し、後者の働きで排卵が起こり、黄体が形成される。そして卵胞と黄体からそれぞれ卵胞ホルモンと黄体ホルモンが分泌されはじめる。
排卵は普通性周期(月経周期約28日)に1回、両側の卵巣から交互に起こる。思春期から閉経期まで30年として、両側で40万個のもののうち、400個足らずしか排卵されない。結局、残る大部分の卵胞は成熟まで至らず、退縮・消失してしまう。この現象を卵胞閉鎖という。

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