交通事故に遭ってしまった時、何をすべきか?④


6.自分の保険会社に連絡をすること

交通事故の場合、保険金を支払うのは加害者側の損害保険会社である、というイメージがあります。しかし、仮にあなたが真の被害者であっても、念のため、自分が乗っていた車が加入している保険会社にも忘れずに交通事故に遭ったことを報告しておきましょう。特に、搭乗者傷害保険を掛けている場合には、あなたの側の保険会社に対し、保険金を請求することが出来ます。搭乗者傷害保険は等級に影響しない保険の一つです。等級を下げることなく、保険金を受け取ることが出来るので、必ず請求して下さい。
損害保険会社は、基本的に、契約者から申請があった件に対してのみ、お金を支払うことになっています。連絡をしなければ、補償が受けられなくなってしまうこともあるので、十分注意して下さい。自動車の損害保険会社だけでなく、生命保険会社に対しても連絡をして下さい。
損害保険会社の多くは、保険に付随した様々なサービスを実施していますので、契約内容や事故対応のサポートといったサービスについても確認しておきましょう。

7.外傷がなくても必ず検査すること

交通事故で怪我をした場合、救急車で運ばれ診察を受けていたならば、間違いなく、人身事故として扱われます。この場合は、治療費を保険会社に請求する手続きは比較的スムーズに進むことと思います。しかし、問題となるのは、事故の直後には、これといった外傷がなく、痛みなどの自覚症状のない場合です。事故直後は、興奮していたこともあり、症状に気づかない事も多いですが、必ず、早いうちに、医療機関に受診して、医師から「診断書」をもらってください。事故に遭った日から、余り時間が空いてしまうと、たとえ症状があったとしても、事故との関連性が疑われてしまい、その因果関係の証明が難しくなってしまう場合もあるからです。
むち打ち症は、レントゲン写真などには写りませんし、事故に遭ってから2~3日後、場合によっては1週間以上経ってから、初めて症状が表れてくる事も、少なからずあります。首の痛みだけではなく、非常に多くの場合、いずれ全身にその症状が表れてくる、と思われます。なので、交通事故に遭った場合、むち打ち症の専門家に受診して、正しい診断・治療を受けて下さい。

参照文献:
「むち打ち症を治すための8つの鍵」柳澤正和(一般社団法人 むち打ち治療協会 代表理事) 著

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