家族とのコミュニケーションをしっかりとる



交通事故にあったときの流れを説明していきます。

解りやすい説明をさせていただきます。実際、保険などの専門知識が必要なものは素人にはわかりにくいものです。これらの動画を見ておけば、ある程度の知識が備わります。

事故に遭ったあなたを一番心配してくれるのは、もちろん一番身近で一緒に生活している家族です。しかし、家族だからあまり細かいことは言わなくても解ってくれるはず、とコミュニケーションを疎かにしてはいけません。むしろ最も身近だからこそ、理解が得られずに問題になる事が多いのです。「一番身近な家族だけは、何も言わなくても理解してくれるはず、だ。」と思いがちですが、むしろ逆の方が多いと思ってください。なぜなら、家族という場は、毎日の生活の中でむち打ち症による支障が一番現れやすい場所だからなのです。

それまでは当たり前にやっていた事、例えば、掃除、洗濯、炊事、などの動作は、首を上下に動かすことが多く、むち打ち症になってしまうと、苦痛に感じるようになってしまいます。外傷の無いむち打ち症は、本人の自覚症状だけの申告になってしまうため、最初の頃は優しく対応してもらえたり、手伝ってくれたりした家族も、長引いてくると対応が冷たくなるという話は良く聞きます。

そして、体が思うように動かなくて、今まで簡単にできていたことができなくなってしまい、頭痛、めまい、吐き気などの症状に襲われたりして、自分自身もイラ立ったり憂鬱になったりして、家族たちの理解の枠を越えるようになってしまいます。朝起きるのが辛く、イライラした気持ちが消えない。なぜあなたがいつまでも辛そうにしているのか、あなたの苦しみは家族にとって想像の域をこえてしまうのです。

なので、むち打ち症とはどのような症状が出るものなのか、あなたはどのような状態にあるのかということを、家族に理解してもらうことが大切です。そのためには、治療機関に同行してもらい、治療家から直接説明してもらうことも良いでしょう。症状についてはもちろん、治療期間はどのくらいかかるのか、今後どういった経過が考えられるか、どのような動きが痛みにつながるのか、具体的に専門家から説明してもらうことで、家族の理解が得られ、不安も解消されることでしょう。

家族の理解を得る事は、あなたの大きな味方を作ることに繋がります。「いつまでも治らなくて家族に申し訳ない」、「私の気持ちを誰もわかってくれない」、等、そのような気持ちでいては、さらに自分自身を追い詰めてしまうこととなります。前向きな気持ちで、治療に取り組むためには、家族とのコミュニケーションをしっかり取っておく必要があります。家族はあなたの最も大切な人達です。家族の理解があってこそ、症状の改善にもつながっていくのです。

参照文献:
「むち打ち症を治すための8つの鍵」柳澤正和(一般社団法人 むち打ち治療協会 代表理事) 著

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