積極的に治すためのQ&A



交通事故にあったときの流れを説明していきます。

解りやすい説明をさせていただきます。実際、保険などの専門知識が必要なものは素人にはわかりにくいものです。これらの動画を見ておけば、ある程度の知識が備わります。

Q:交通事故に遭い、軽いむち打ち症になりました。あまり強い痛みを感じないのですが、自分で治すことはできますか?

A:自己流の判断をするのは絶対にやめましょう。むち打ち症は痛みの程度にかかわらず、早期の手当てが重要ですので、必ず、専門の医療機関を受診して適切な指示を受けてください。初期の適切な処置を怠ったがために、後遺症として一生残ってしまうこともありますので。

Q:子供でも接骨院や整骨院に通ってもかまわないのでしょうか?

A:小さなお子さんが接骨院や整骨院に通われても、一向に差し支えはありません。ただし、小さなお子さんの場合、自分の症状をきちんと伝えられない場合が多く見受けられますので、事前にご両親が良くお子さんの症状を把握しておいて、治療家の先生にきちんと伝えて下さい。お子さんが痛いと言わないからと放っておかないで、必ず診察を受けさせて下さい。

Q:接骨院や整骨院へは、毎日通院しても構わないのでしょうか?

A:必要であれば、毎日通院されても構いません。専門家の施術を受けると日ごとに体が楽になっていきます。特に、痛みの辛い時や調子の悪い時には、必ず治療家の先生の指示に従い、続けて通院されることをお薦めします。

Q:むち打ち症のため、横になって寝る姿勢さえも辛いのですが、こんな時はどのようにしたら良いでしょうか?

A:基本的には、痛い姿勢をとらないことです。しかし、横になって寝るのも辛いようでしたら、専門の医療機関を受診して手当てを受けるべきでしょう。最初に行った病院で症状が改善しなかったからといって諦めずに、別の医療機関できちんと検査を受けて、適切な手当てを受けて下さい。

Q:むち打ち症になり、コルセット(ギプス)をつけていますが、いつまでつけているべきでしょうか?

A:症状の程度にもよりますが、なるべく早期の除去が望ましいでしょう。長期間コルセットで固定していると、筋力が弱まり、コルセットを外した後、肩こりのような違和感を訴える方も少なくありませんので。

Q:軽いむち打ち症ですが、仕事の付き合いなどで、ゴルフなどのスポーツをやらざるを得ません。やっても良いでしょうか?

A:治療中はそうしたスポーツをするのを避けた方が良いと思います。しかし、どうしてもしなくてはならない場合には、その時の治療経過や患部の状況によって違いがありますので、治療家の先生に相談して、その指示に従ってください。

Q:久しぶりにスキーに行ったら、翌日全身がむち打ち症のようになってしまいました。これはむち打ち症なのでしょうか?ただの筋肉痛なのでしょうか?

A:むち打ち症の原因は交通事故だけ、とは限りません。スキーのようなレジャースポーツでも転倒などにより、むち打ち症になることもあります。不安に感じた場合には、専門家にみてもらう事をお薦めします。

Q:むち打ち症になって以来、お酒を飲むと気持ちが悪くなり、ひどい頭痛に悩まされるようになってしまいました。こういうことは症状としてあり得るのでしょうか?

A:まず受傷直後の飲酒は控えるべきでしょう。飲まれる量にもよると思いますが、その後体調が安定してくれば、また飲酒を再開されても構いませんが、その際にも、担当の先生と相談される事をお勧めします。

Q:むち打ち症で通院中ですが、痛みが随分良くなって来ているのですが、このまま通院していても良いのでしょうか?そもそも、むち打ち症というものは、いったいどのタイミングが「完治した」という状態なのでしょうか?

A:まず、患者以外の人が客観的にとらえることのできる症状が無くなり、日常生活に支障のない状態にまで回復している状態です。しばしば、患者さん自身が自分が治ったのかどうかを判断できなくなる場合がありますが、通院を止めるに際しても、自分勝手な判断を止めて、治療家の先生に相談してみると良いと思います。

Q:交通事故後、視力が急に落ちたような気がしますが、これもむち打ち症が原因なのでしょうか?

A:頸部の筋肉の緊張が強くなることで視力の低下を訴える患者さんもいますが、症状の回復に伴って視力も改善してきますので、ご安心下さい。

Q:むち打ち症になり、自分で首などを軽くマッサージしていたら、よけいに症状がひどくなってきた気がします。マッサージは止めた方が良いですか?

A:自己流はかえって症状を悪化させる場合があるので、専門家からアドバイスを受けてから行った方が良いと思われます。

Q:むち打ち症を早く治すためには、水泳などで筋肉を積極的に動かした方が良いと聞きましたが、本当なのでしょうか?効果があるのなら、やってみようと思っています。

A:交通事故直後は安静にしておくことが重要ですが、痛みが薄れだし日常生活の動作が可能な状態になっているのであれば、適度な運動をすることで、回復が早まると思われます。ただし、自分で勝手に判断せず、運動する際には、必ず治療家の先生に相談された方が良いでしょう。

Q:むち打ち症になって以来、慢性肩こりに悩まされるようになってしまいました。これは、むち打ち症が治っていないという事なのでしょうか?

A:交通事故が原因で慢性的に肩こりに悩まされる方もおられますが、筋肉の緊張が高まっている原因が交通事故である、とは断定できないので、必ずしも、そうとは言いかねます。

Q:10年ほど前にむち打ち症になったことがあり、特にこれといった治療をしないままに時間が経過してしまいました。症状自体は首周辺が慢性的に軽く痛みがあるのと、首を動かすのが辛いくらいですが、今から治療を始めたら治りますか?

A:治ります。

Q:その日その日の天候の変化によって、むち打ち症の症状も変わるということを聞きましたが、本当なのでしょうか?

A:特に寒かったり、湿気が強かったりすると、痛みや痺れを強く感じる事も多いと思います。事故によって歪んだ背骨周辺の軟部組織の血液の循環が悪くなっているものと思われます。マッサージなどで血液循環を良くすることで痛みがなくなるものと思われます。

Q:むち打ち症になって以来、倦怠感を感じたり、寝つきが悪くなってしまいました。どうしてなのでしょうか?

A:受傷した時の衝撃で、背骨に歪みが生じて神経が圧迫され、自律神経の異常が起こっているからだと思われます。

参照文献:
「むち打ち症を治すための8つの鍵」柳澤正和(一般社団法人 むち打ち治療協会 代表理事) 著

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