[不妊治療] 冬の味覚-ニンジン
おはようございます。
院長の中村和仁です(^^)
まだまだ寒い日が続いています。昨日も一昨日も、雪がちらつきましたが、春ももうじきですね。
さて、今回もその冬の味覚についてです。ちょっと遅い気もしますが、身体にとって、良い食べ物が多いので、紹介します。
それでは、冬の野菜シリーズ第二弾、今日はニンジンを取り上げます。
ニンジンって一年中ありますから旬がわからなくなってしまいますが、
実は秋・冬の野菜です。緑黄色野菜の代表格ですね。
小学校で習ったカロチンもキャロットから来ているというくらい、ベータ・カロチンが多いのです。
このベータ・カロチン、身体の中でビタミンAに変化します。油溶性ビタミンですね。目の働きを助け、皮膚や粘膜を潤し、美肌効果があります。
特にニンジンの皮の部分に多く含まれますので、皮はむかずにいきましょう。
また、葉っぱにも非常に多いので、利用してみましょう。
なかなか葉付きのものは売っていませんが、見かけたら一度試してください。カルシウムや鉄分も豊富なんですよ。
ただし、油溶性なので、生食で食べるよりも、油で炒めたり、煮るときに油を加えると吸収率がアップします。
逆に、酢はせっかくのカロチンを破壊しますので、注意しましょう。
お正月の頃に出回る金時人参は、普通の西洋人参とは色合いが違います。
あの色はリコピンという色素で、抗ガン作用があると言われています。
もともと人参の原産はインドなのですが、日本には、16世紀頃に南方経由で伝わってきたと言われています。
今出回っている西洋系のものはもっと後世になってからイラン経由で
ヨーロッパに伝わったものです。
このベータ・カロチン、女性にとって嬉しい成分がいっぱいです。
抗酸化作用、老化防止作用です。
ダイエットのためには「油抜き」をせず、取り入れていただきたいものですね。
生食する場合は、血糖値を下げる作用があるとのことです。
不妊症で血糖の数値が高い方は少しずつ生で常食するといいですね。
血圧が高い方も生ジュースを飲まれるといいそうです。
実際食べてみると甘い味がしますが、漢方的にみると「甘」と「辛」の両方です。ちょっとクセがあるので苦手な方もいらっしゃいますよね。
臓腑でいうと肺、脾、肝に入ります。
効能は、健脾化滞といって、胃腸の働きを活発にし、食べ物の停滞を除きます。気のめぐりもよくする働きがあります。
いわゆる鳥目や、ドライアイ、目を酷使して疲れている方は、人参の炒め物を積極的に食べるようにしましょう。
レバーと一緒に調理すると、より効果的です。
でも、なますなどの酢の物にすると効果がなくなりますので、おすすめはできません。
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