秋の味覚-あずき





今日は小豆です。好きな方も多いのではないでしょうか。
もっとも「あんこ」になった方が人気高そうですよね。
和菓子やぜんざいのイメージが強いですが、
女性の身体(からだ)にとって非常にいい働きをしてくれますので、
積極的にお食事にも取り入れていただきたい食材です。
ただし、不向きな体質の方もいらっしゃる、ということは覚えておいてくださいね。

小豆(あずき)は東アジア原産のマメ科の植物です。
日本でも縄文時代から親しまれてきている豆類です。
現在は北海道産が一番多いようですが、丹波、備中とあわせて三大産地だそうです。

小豆の栄養成分はでんぷんが35%を占め、
たんぱく質や脂質は少ないため、とっても低カロリーなんです。
それでもアミノ酸のバランスはとてもいいのだそうですよ。
食物繊維も豊富ですので、大腸ガンの予防にも効果がありますし、
便秘解消にもいいですよね。
ビタミンB群が多く、栄養成分の代謝をよくしたり、脳の働きを活性化したり、疲労回復や精神安定の効果もあるんですよ。
肩こりや筋肉痛、夏バテの方も試していただきたいですね。

そして、注目したいのは鉄分の含有量です。
なんと、大福1個分で、おひたし1食分の二倍以上の鉄分が摂れるんです。
ゆで小豆にして毎日食べれば、貧血の改善や冷え症の解消にも役立ちます。

また、カリウムも非常に豊富で、体内の余分なナトリウムを排泄し、高血圧の予防やむくみの予防にたいへん有効です。

小豆の赤い色はアントシアニンという色素で、視力の回復や肝臓昨日の向上に役立ちます。
皮に含まれるサポニンは苦味成分ですが、中性脂肪やコレステロールを
低下させる働きがあり、高脂血症や高血圧の予防に効果があるとされています。そして高い利尿効果があります。
むくみを取るために利用できますね。



さて、漢方的に見ていきましょう。
性質は平、降作用があります。
臓腑では、心、小腸に入ります。
東洋医学的な効能は、
利水消腫、つまり利尿作用があり、むくみを解消します。
解毒排膿、身体(からだ)の内外の毒素を消し、膿を排出させます。
体質的には、胃腸の弱い虚弱体質の方にも、血行が悪い方にも、
高血圧の方にもいいのですが、利尿作用が強いため、
“陰虚”体質の方には余りおすすめしません。
ぽっちゃり型で水分代謝がよくない、という方に特におすすめです。

むくみ取りのレシピです。
1日分約30gの小豆を水600ccで煮て、煮汁を飲みます。
とても効果が高いので、何度もトイレに行くことになりますので、
夜飲むのはやめておきましょう。
残った小豆は冷凍保存しておき、量がまとまったら解凍して煮なおし、
ぜんざいにして食べてくださいね。
ぜひ砂糖は控えめに。黒砂糖を使うとコクが出て美味しいです。

小豆の食べ方としては、和菓子やぜんざい以外だと、赤飯が一般的。
ビタミンの減少を考えると、実は赤飯やおかゆの方がいいんです。
米との相性がとてもよく、一緒に摂取すると一層いいのです。

小豆の調理には鉄鍋は不向きです。
ステンレスなどの鍋を使い、水洗いしたら水にひたさず、
すぐにひたひたの水加減で煮ましょう。
皮が裂けてしまうのが裂けられますよ。

お料理にするなら、かぼちゃと煮て塩で味付ける「いとこ煮」。
これを常食すると体質改善に役立ちます。
後はカレーに入れるというのもどうでしょう。
ひき肉とあわせてドライカレーが相性いいようです。
一度試してみてくださいね。

ホウレンソウやレバーとは一緒に食べない方が良いようです。

むくみ解消に鉄分補給。
女性にとっては非常にありがたい食材です。
ケーキよりは和菓子、そしてお菓子だけじゃなくっておかずにも、
ぜひ摂り入れてみてくださいね!

あなたの妊活を応援します!

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