ARTとマッサージ治療



今日は高度生殖医療(ART)、つまり人工授精や体外受精に関係する疑問や、不安な点についてお話していきましょう。

よく「胚移植後にマッサージをしてもいいのですか?」
あるいは、「人工授精をした直後にマッサージを受けても大丈夫なんですか?」
といったご質問をいただきます。

他の都府県から来院されている方から伺った話だと、クリニックで禁止されることもあるようです(ToT)
移植後はお姫様生活、と申し渡されている方も結構いらっしゃるようです。
自宅にこもってないといけないのに、治療のために出歩くなんて到底無理ですね。ましてや新幹線などで来院するなんて。

確かに、流産しやすい状況やお身体の状態によっては、できるだけ安静にする必要がある方もいらっしゃいます。
そういった場合は、ドクターの指示に従っていただき、安静を心がけてください。

ですが、そうでない場合は、むしろマッサージ治療は効果的です。



全身の緊張を取ってリラックスすることによって気血のめぐりをよくしたり、
子宮に栄養を送って着床を助ける治療を施します。
そして全面的に受精卵の成長、着床を後押ししていきます。

また気持ちのうえでも、不安を取り除き、安心して判定日までを過ごすために、施術を受けるのは大事なことなんですね。
不安な気持ちを打ち明け、相談して的確なアドバイスを受けることができれば
自分だけで悩んで悶々とするより、ずっと精神衛生上良いですね。

いろいろと、「お灸だ」とか、「食事制限だ」、とか言う人もいますが、全く必要ありません。自然に妊娠されている方の多くは、そんな事、何もしていませんよ。他人より出来にくいから、今まで治療を続けていたのだから、安心して、普通に生活していてください。

当院では、ARTなどの前後で施術方法を変えません。その必要がないからです。変えなければならない方がおかしいでしょう。
これまで自然妊娠された、数百人の方が証明してくれています。

移殖直前と移殖直後では、どっちが良いか? とよく訊かれますが、
どちらも同じです。状態が違うという方のほうがおかしいでしょう。
「どっちのほうが良い」どいうことはありません。
違うという方は、投薬ならわかりますが、施術では何が違うのか教えてください。
なので、ご都合に合わせてお越しいただいたら結構です。

後は、あなたのお腹で新しい命が宿ること、あなたの赤ちゃんが来てくれることを待つばかりです。
待っている間、できるだけストレスを遠ざけれると良いですね。
食生活や睡眠も大事ですが、心配で心配で緊張しっぱなしだったり、
「今度もダメなんじゃないか・・・」なんて不安な気持ちをひきずっていると、悪い方に引き寄せられますよ。
どんなに食べるものに気を使おうと、無駄になってしまいますよ。
できるだけゆったりと、楽しい気分で”待つ”ことをおすすめします。
どうしても気になって頭から離れないのであれば、ほのぼの系の映画や、
お笑いのビデオを観て、気を紛らわせつつ、笑っていてくださいね。
笑う門には福来たる、です。

めでたく判定日に陽性反応が出ても、それがゴールではありません。
最初のハードルをクリヤしたら、次は胎嚢の確認、そして心拍確認へと
1段ずつ昇っていきましょう。
治療のほうもマタニティ治療といって、胎児が順調に育っていくように助ける治療に入っていきます。
大切な命を守り、成長をサポートしていきましょう。
その後は安産のための治療ですよ!
妊娠→安胎→安産へと道はまだまだ続きます。
妊娠中も、ツワリや不正出血、逆子、貧血、むくみなど、赤ちゃんと妊婦さんのさまざまな不調に対応していきます。

あなたの妊活を応援します!

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