【2人目不妊について】



元々、私は子どもさんとママさんの体質改善を主とした治療にも携わってきました。
その経緯から、実際に今までも2人目不妊の治療も行ってきていました。
このような治療を通じて感じることは、2人目不妊で悩むママさんは独特の悩みと環境と体質を持っているということです。

■2人目不妊ママさんの悩み
よく言われているのが『そろそろ2人目は?』という催促の言葉。
悪気のない言葉だと分かってはいても、こういうのって心に深く突き刺さるものですよね。
『一人目の子どもさんが産まれたのだから、2人目も当然…』
こんな周囲からの決めつけが、重圧となってのしかかってきます。

この気持ちは、周囲からの一方的な期待(催促・重圧)ではなく、
ご自身の中にもあるだけに、より厄介なのです。
『前もできたのだから、次も結果を出せ!』
まるでプロ競技でこんな言葉を突きつけられているような気持ちですし、
知らず知らず自分に負荷をかけたり、無理を強いてしまったりしてしまいます。

とはいえ、時間は刻一刻と過ぎていくし、いつでもトライできるものでもないし
一ヶ月に一度のチャンスをモノにしないといけないプレッシャー…。
そしてさらに、2人目不妊ママさんを不利にさせるのが、次の要因です。

■2人目不妊ママさんの環境
その特徴は家事やお仕事に加えて、育児という仕事が加わることです。
お子さんを育てること…『そんなの当たり前』と言われるかもしれませんが
育児をしながらの妊活は実に大変だと思うのです。

まず、自分のペースをつかめないこと。
・お子さんの生活リズムが最優先となります。
  夜泣き、グズリ、お子さんの生活…などに忙殺され、
  2人目未妊治療は結果的に後回しになってしまうケースもしばしばです。

・4~6歳までのお子さんはすぐに体調を崩します。
  免疫力・体力が十分でない年代のお子さんは、予想以上にカンタンに
  体調を崩すのです。
  幼稚園・保育園から「発熱しました…」と連絡を受けることもしばしば。
  大事な用事の日に限って”狙ったように”体調を崩してしまうのも特徴です。
  治療の予約を確保しても、なかなか思うようにいかないことがしばしば…。
  これ自体が隠れたストレスになってしまうこともあります。

『自分の子をストレスの原因にするべきではない』
『うまくいかない理由を子どもに押し付けたくない』
もちろん、こんな風に考えてはいます。

でも、周囲からはすべて当たり前と認識されてしまいます。
自分も周囲も当たり前だと思っていること。
こういうことって、少しのズレが生じると、重いプレッシャーとなって
のしかかってくるものです。

『子どものことを優先するのは当たり前…』
『子どものために、自分のことを後回しにすることは当たり前。』
これは正論です。

ですが、否定しようのない正論は、2人目不妊に悩むママさんを強力に
雁字搦めにしてしまうことだってあるのです。

■プレッシャーや環境の要因のように、外からやってくる要因の他にも、
ご自身で自分自身にプレッシャーをかけたり、制限をかけてしまったり。

目に見えない問題だけに、解決することはなかなか容易ではありません。
ですが、パートナーの方に相談してみたり、話を聴いてもらうだけでも、
肩の荷が降りることだってあるのです。
もちろん、治療院でも同じように、治療家の先生にいろいろ話をしてみるのも
いいですね。
人に話を聴いてもらうだけで、意外なヒントが見つかったりするものですよ♪

あと、「お子さんがいると、なかなか夫婦生活が持ちづらい」という話もよく聞きますが、その点は、私のような他人が口を挟むところではないので、ご主人と相談されてくださいね。

あなたの妊活を応援します。

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