帝王切開と2人目不妊の関係



■1、帝王切開の傷跡

帝王切開は皮膚層、皮下組織・筋膜、そして子宮筋を切開する手術です。
母体と赤ちゃんの命を守るとても重要な緊急手術が、帝王切開なのですが、
その反面、子宮だけでなく、子宮周囲の組織に影響を与える手術である…という見方もあります。

手術によってできた傷口周囲の癒着や
子宮の切開による影響で胎内環境が変化している可能性もあり得るのです。

帝王切開による子宮周囲の癒着といえば、卵管の閉塞なども問題視されています。

しかし『卵管閉塞が起こったのは昔の手術のこと。現代では手術の影響はない』
こんな報告・意見もあります。

なるほど、手術器具や環境・技術の発達によって
術後の癒着が、子宮の周辺組織にまで及ぶ可能性はかなり低くなっているとみてよさそうです。

では、なぜ2人目不妊の原因のひとつに帝王切開が挙げられているのでしょう?

■2、こんな症候名があります。

【帝王切開瘢痕(はんこん)症候群】

これは文字通り、帝王切開の手術後の傷跡が子宮に残り、
その影響が、産後の月経や妊娠に悪影響を及ぼす状態を指しています。

メスを入れた以上は必ず子宮に傷跡が残ります。
これはエコーなどでも確認することができるようです。

この傷跡そのものは不妊には影響ないとされているのですが…
問題視されているのは、子宮内部の経血の貯留です。

手術痕のために、月経の経血が排出しきらずに、
子宮に内部に血液が貯留してしまった場合、2人目不妊の原因となるのだ、と、報告されています。

※治療としては、子宮鏡で、内部を確認し、
 子宮内の傷跡に対して修復手術を行なうことが可能とのこと。

ただ、『帝王切開後に子宮環境の変化は滅多に起こりません。』という意見も少なくないので、心配し過ぎる必要もないのでは、と思います。

■3、ツボ(経穴)からみた帝王切開による影響

しかし、手術痕は”気血の流れが一旦遮断された跡”でもあります。

ですので、傷跡が大きければ大きいほど、気血の渋滞が起こりやすくなります。

大ケガの後や、手術の跡などは、冷えなどの条件によって疼いたり、痛んだりします。
いわゆる『古傷(ふるきず)が痛む』という状態ですね。

より顕著なケースだと、このように痛み症状として自覚することができますが
通常は私たちの気づかない範囲で気血の渋滞が起こっているのです。

帝王切開でいうと、子宮そのものが気血のめぐりが悪くなる…という状態に該当します。

ただ、気血の流れが悪くなる程度では、”病院で検査をしても子宮内に異常は診られません”。

しかし『検査では異常はないけど症状は確かにある…』というお悩みを持つ方は非常にたくさんおられます。
帝王切開後の2人目不妊に悩む方もその例外ではありません。

検査を受けても異常が確認されないのに、どうしたらいいのか?

この場合、気血のコンディションを調えることが得意な東洋医学(鍼灸・漢方)の出番です。

もし、帝王切開を受けた既往があり、帝王切開瘢痕症候群の検査を受けても異常がみられない…
しかし、2人目不妊に悩んでいる…。

そんな方はお近くの不妊治療を専門とする整骨院や鍼灸院などに問合せしてみることをお薦めします。

帝王切開後の2人目不妊治療は、下半身の血液のコンディションUPが体質改善の秘訣となります。
民間医術でしかみれない視点からの治療を試してみると、解決も早いと思いますよ。

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