【2人目不妊】 帝王切開と子宮後屈


以前、帝王切開と二人目不妊の関係について紹介しました。

今回も、帝王切開に関係がある内容・・・
【帝王切開後の子宮後屈】について紹介しますね(^^)

昔は『子宮後屈は不妊の原因』と言われていましたが
近年はその反対で、
『子宮後屈は不妊の原因にはならない』と言われています。

◆子宮後屈とは…?

通常だと子宮は体の前方に向かって傾いているのが正常な状態だと言われています。
(膀胱に覆いかぶさるようにして前傾姿勢でいるですよ。)

しかし、子宮後屈はこの反対。

正常な姿勢と比べて後ろに反った(?)状態になります。

現在、問題視されている子宮後屈の原因は、
子宮後部(直腸と子宮の間)で癒着があった場合です。

特に子宮内膜症などにより、組織の癒着が起こって、
子宮が後ろの方に引っ張られ、子宮後屈が起こるとされています。

子宮周辺、骨盤内に存在する癒着。
ましてや、子宮の形を変えるほどの癒着はやはり見過ごせません。

一部の情報では、子宮の後ろに位置する、直腸や卵巣の圧迫も起こるとされ
正常な排便や排卵の妨げとなる可能性も無視できないようですね。

このことは、東洋医学的にみても、治療すべき不妊体質となります。

◆『子宮後屈が不妊症の原因となる』

この考えは近年では”子宮後屈と不妊は無関係だ”と、否定されています。

しかし、ここ数年の情報の移り変わりをみていると…
『帝王切開後に子宮後屈が高い確率で起こる。』という報告がされています。

さらに・・・
『帝王切開は、子宮後屈と帝王切開瘢痕症候群を引き起こし
 続発性不妊(2人目不妊)の原因となりうる。』

このような報告・論文もあげられているようです。

◆『帝王切開瘢痕症候群とは?』

この帝王切開瘢痕症候群は、手術によってできる
子宮の傷跡が主な原因として引き起こされる種々の症状をいいます。

帝王切開の手術により、子宮には傷跡が残ります。

子宮内部を落ち窪ませて、凹みとして傷跡が残ると報告されています。

そして、帝王切開瘢痕症候群と不妊症との関係ですが・・・

この子宮内膜にできる傷跡=凹み(へこみ)が”くせもの”です。

この凹みに産後の血液(悪露)や月経血が停滞して、
妊娠に悪影響を及ぼすのです。

◆子宮後屈が加わることで…

手術でできた傷跡は子宮の姿勢・形によって
妊娠(受精・着床)にとって影響が大きいものとなる。

つまり、続発性不妊の可能性が高まるということです。

通常、子宮後屈は女性の全体の20%に自然にみられる現象だそうです。

しかし、この自然にみられる子宮後屈の確立(20%)が
帝王切開後に子宮後屈が起こる確率は(ある病院では)
70%を超える頻度だったそうです。

帝王切開と子宮後屈というコンビも相性が悪いようですね。

子宮の姿勢(屈位)によって
瘢痕・傷跡(=子宮内腔の凹み)の大きさが左右されるとのこと。

簡単にまとめると・・・

【帝王切開後に起こる子宮後屈と子宮内腔に残る傷跡によって
 続発性不妊、いわゆる2人目不妊の可能性が高まる可能性がある】

とのことです。

■子宮後屈に対する治療

これに対して、子宮修復手術を行う病院もあるようです。

子宮を本来の姿に修復することで、
瘢痕・傷跡の影響を最小限に減らし、
妊娠率を上げるのが目的ですね。

■子宮後屈に対する鍼灸治療

ところで”子宮後屈”は昭和の頃によく問題視された診断名です。

この頃は、
子宮後屈を改善するためのツボがよく用いられていました。

それらの子宮後屈の治療に用いるツボの効能には
以下のような作用があります。

1、生命力を活性化させる効能。
2、内臓をあるべき位置に保持する効能。

内臓をあるべき場所に・・・という点では、
後屈した子宮を、腹腔内・骨盤内で”あるべき姿勢で保つ。

この作用をしっかりと働かせることで
子宮後屈を改善し、帝王切開による傷跡の影響を
最小限に抑えることを目的としています。

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