【男性不妊】東洋医学的な男性不妊の原因とは(1)

8月も終盤となり、随分涼しくなってきました。全国的な電力不足が叫ばれていましたが、なんとか持ってくれて、本当に良かったです。

夏場は食欲がイマイチで栄養が偏ってしまう方も少なくありませんが、涼しくなると、食欲も出てくることと思います。皆さんはまんべんなく栄養を摂取して、赤ちゃんが居心地の良い身体を作るよう、専念しましょう。

ということで、今回は、前回予告させて頂いた通り、東洋医学的に考える男性不妊の原因とは何か?
についてお届けさせて頂きたいと思います。

東洋医学で男性不妊というと、
「精液清冷」、「不射精」、「早泄」、「陽萎」
というような症状があたります。

字からなんとなく分かるものもありそうですが、
それぞれを簡単に説明すると、

「精液清冷」は、精液がすくないという症状です。
現代でいうと乏精子症などがあたりますね。

「不射精」は、読んで字のごとく、性交しても射精できない症状です。
同じく現代で言うと射精障害ですね。

「早泄」は、性交早期に射精してしまう、いわゆる早漏です。

そして「陽萎」は、勃起障害を意味しています。

では、それぞれの原因は何なのでしょうか。

本当は一つ一つ細かく説明させて頂きたいのですが
とてつもない量になりますので
今回は「精液清冷」について簡単に説明させて頂きますね。

「精液清冷」の原因は、一言でいうと腎虚(じんきょ)です。

東洋医学では、生命力や生殖力を主っているのは腎臓と考えています。
この腎の力(気)が弱くなっているのが腎虚です。

弱くなる原因としては、色々考えられます。
先天的に弱い場合もありますし、暴飲暴食、夜更かしなどの不摂生、
などから弱る場合もあります。

また、「精液清冷」は、精液が少なくなるという症状の他にも
さまざまな随伴症状があります。

たとえば、身体がやせていったり、顔色にツヤがない、
やたらと息切れをしたり、全身に無力感があり、
特に腰や膝にだるい感じがあるといった症状。
また、尿意が近くなったり、夜に尿意で目覚めるということも
あります。

逆にいうと
これらの症状の自覚がある場合=腎虚
つまり「精液清冷」になりかねない
といっても過言ではありません。

では、この「精液清冷」はどのように治療を行うのか
ですよね。

基本的には、腎の力が弱まっているので
腎の力を助ける治療をします。

もちろん、
暴飲暴食などの不摂生がある場合は
それらを絶って頂くといった生活面での改善も非常に重要です。

次回は、「不射精」について、説明したいと思います。

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