【男性不妊】山芋が男性不妊に効くワケ

今回は新年二回目のメルマガになります。早くも1ヶ月経ってしまいました。

最近質問をいただいた事もあり、ここにもその回答をしておこうと思います。

「男性不妊には山芋!」という事について、東洋医学的にそのワケを解説してみようと思います。

「男性不妊には山芋!」
これは、男性不妊に効くとされるサプリに
山芋の成分が含まれていることが多いということで
インターネット上の広告によく見かけるのですが
西洋医学的には、ジオスゲニンという成分が男性ホルモンの活性に
効くということなのですが
東洋医学的には、どう考えるかというと
漢方生薬としての働きで捉えることができます。

山芋は、漢方生薬では山薬(さんやく)といい、昔から使われてきました。

山薬は、脾臓、肺に効き、甘みがあり、温める性質があります。
(ここでいう脾臓、肺は、東洋医学的な考え方ですので、
必ずしも現代医学でいうところの肺などとは関連はありません)

脾臓に働きますので、胃腸の調子を整えたり、
食欲を回復させ、元気をつけたりすることができますし
肺にも働きますので、渇きを潤し、口や喉の渇きや咳などにも効きます。

ですので、昔から滋養強壮や食欲不振のための薬として
食されてきました。

また、臓腑経絡詳解という東洋医学の古典には
腎臓の力を補う生薬としても紹介されています。
(ここでいう腎臓も東洋医学的な考え方ですので
現代医学でいうところの腎臓とは関連はありませんので、あしからず)

実際、男性不妊でも処方されることが多い
八味地黄丸という漢方薬にも含まれています。

男性不妊の原因の多くも、東洋医学的な腎臓の弱りからきているとお伝えさせていただきました。

また、身体が元気であるためには、食物をしっかり消化吸収するための
元気な胃腸が重要ですし、潤いも大切です。

つまり、山芋(=山薬)は、
こういった漢方生薬の側面からも男性不妊の治療には
効果的だと考えることができるのです。

とはいえ、山薬は山芋の中でも根茎の部分ですので
山芋を食べることがそのまま漢方生薬として働くかというと
そうではないかもしれません。

が、妊活中の男性には積極的に取り入れて欲しい食材ではあります。

自然薯のトロロなどは、オススメですよ(^^)
ぜひ、お試しください(^^)

ということで、今回は山芋について、
東洋医学的に解説させていただきました。

いっけん、全然違うように捉えがちな
現代医学と東洋医学ですが
見方は違えど、効果や働きは関連性があったりすること
意外と多いんですよ。

東洋医学の面白いところです(^^)

また別の食材についても解説させていただきますね。

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