体外受精の悪い点 ③

そこには、全国の不妊治療の専門医の数が足りないため、本当にその治療を受けられるご夫妻に対して、きめ細かい治療が出来ない、というのが本当の所であり、そのため、高いお金がかかる割に効果が薄い、のですが、気の毒なのは、多くの赤ちゃんを望むご夫妻にとっては、それしか選択肢がない、と思われている、事です。

実際、当院の治療だけで自然妊娠され、無事に元気な赤ちゃんを出産された方の最高年齢は44歳なので、全く無理な話ではありません。無精子症のため顕微授精が必要の場合など、どうしてもその治療じゃなければ無理、というものでなければ、相談してみるのも、あり、でしょう。

治療費が高価なので、1回体外受精をすると、当院の回数券を12冊買ってもお釣りが来ます。だから無駄に治療を受けずに、最善の事をして挑んでほしいですね。

タイミングや人工授精で難しいのは、ちゃんと妊娠しているのかがわからない、という事。だから72時間生きている精子が24時間しか生きていない卵子と出会うために、こまめに夫婦生活を持ってもらうしかありません。

いつ排卵が起こるのか、に関しては、実際、なかなかわかりづらいのが現実です。

そこで、ステップアップとして、体外受精が出てきます。

(つづく)

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