自然治癒力で回復力を早める接骨院、整骨院の技術 ②



交通事故にあったときの流れを説明していきます。

解りやすい説明をさせていただきます。実際、保険などの専門知識が必要なものは素人にはわかりにくいものです。これらの動画を見ておけば、ある程度の知識が備わります。

こうした炎症期を過ぎると次は筋肉組織が回復してくる時期です。首や肩の筋肉をほぐしながら、炎症期に落ちてしまった筋力をストレッチなどによって、少しずつ元に戻していきます。また血行促進を目的に手技で筋肉をほぐしたり、遠赤外線などで患部を温めます。
この温めるという行為も、回復力を高めるポイントになります。身体の細胞と言ういうのは、温めると組織の再生が速まるという特性があります。そのため、自然治癒力を上げるためには必要となるのです。昔から、捻挫や打ち身、むちうち症などの施術に遠赤外線やマイクロ波などを使って温めているのは、こうした理由から行われています。腫れている時は筋肉をしっかり冷やしますが、腫れが引いたら次は温める。このようにして、自然治癒力が向上していくよう、サポートしていきます。

この段階までくると、これまでには小さな動作一つで激痛が走っていた首も、かなり楽になってきます。人によっては自己判断で完治したと思い込んで、通院を止めてしまう方もいらっしゃいますが、この自己判断はとても危険な事です。この段階で油断して、症状を悪化させてしまう方もかなり多いのです。しばらくの間、安静にしていた反動もあるのかもしれません。つい無理をしてしまったり、今まで気を使いながら制限してきた首の動きが無防備になり、再び筋肉組織に炎症が起きてしまう事があります。この状態をかさぶたに例えて説明すると、かさぶたになったところを剥がしてしまい、患部から再び出血したという状態です。傷口を早く治すには、かさぶたが出来、自然に剥がれ落ちるのを待つという時間が必要なのです。

むち打ち症の場合も同様で、せっかく回復に向かっているのに、ここで無理をしてしまったために、症状が振り出しに戻ってしまうという事も少なくありません。この時期にどうしても首に負担のかかるようなことをしなければならない場合は、必ず担当の治療家の先生に相談して下さい。ここで悪化させてしまうと慢性化する恐れもあります。通院している間は、長く感じてしまうかもしれませんが、一生の中ではわずかな時間です。無理をせずに、まずは自分自身の健康を第一優先として考えて行動してください。

参照文献:
「むち打ち症を治すための8つの鍵」柳澤正和(一般社団法人 むち打ち治療協会 代表理事) 著

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