キウイフルーツ



今日は甘さと独特のプチプチ感が美味しいキウイフルーツをとりあげます。

キウイはマタタビ科の植物。中国揚子江沿岸が原産です。
その後ニュージーランドに伝わり、品種改良されて、世界中に広まりました。
日本でも栽培されています。
トロピカル・フルーツかと思いきや、実は温帯から亜熱帯で栽培可能なので、意外と耐寒性があるのです。

ニュージーランド産でゴールデンキウイというのが出回るようになりましたが、
あれは緑色の普通のキウイよりも甘味が強く、酸味が少ないですね。
果肉も黄色っぽいです。
こちらのほうが最近は人気のようです。

キウイはビタミンCの宝庫。
果物のなかでもピカ1です。
1個食べると1日の必要量のほとんどが補えるそうです。
ビタミンCはご存知の通り美容にも免疫強化にもいいですし、
貧血の予防やストレス軽減、抗酸化作用で生活習慣病の予防にもいいです。
発ガン物質の毒性を抑制する働きがあるため、抗ガン作用があると言われます。
血管や粘膜を強くするコラーゲンの生成と維持にも欠かせません。

冷え防止のために生野菜を一切摂らない方はビタミンCが不足がち。
少しずつでもいいので、注意して摂取しましょうね。
ただ、水溶性で、体内に蓄積できないので、毎日摂取しなければいけません。

そして、ビタミンEも抗酸化作用があり、動脈硬化の予防や冷え対策、
ホルモン分泌のバランスを保つのに必要ですよ。
CとEを一緒に摂ると相乗効果でいいのですが、それがキウイの良さですね。

豊富なカリウムは高血圧の予防や、筋肉の働きを良くする働きがあります。
アクチニジンというたんぱく質の分解酵素によって、
お肉と一緒に食べたら肉の消化を促進しますし、果汁に漬けることによって
肉が柔らかくなるという利点があります。
キウイを使ってゼリーをつくると固まらないのは、この酵素のせいです。

また、食物繊維の量も、果物の中ではダントツです。
お腹のお掃除に役立ちますよ。



それでは、漢方的に見ていきましょう。
性質は寒性、収・潤性があります。
臓腑では胃と腎に入ります。
熱を収めて身体を潤し、利尿します。

東洋医学的効能としては、
清熱徐煩、つまり体内の余分な熱を収めて、ストレスを解消します。
利尿通淋、つまり利尿して尿路結石などを排除します。

体質的には、寒性ですので、冷え症の方には向きません。
そうでない方も、摂り過ぎると下痢する恐れがありますよ。
血圧が高かったり、熱っぽい方には最適、
食べすぎで消化不良ぎみの方にもよいでしょう。
その他の方は控えめに食べていただくぶんには問題ないです。
胃腸が弱い方は胃を荒らす原因になるので、
火を加えてジャムにしたり、果汁を温めて飲むのがいいようです。

催乳作用があるので、出産後お乳の出が悪い場合に覚えておくといいですね。

キウイの旬は、ニュージーランド産が4月~12月、国内産は10月~5月。
一年中美味しいキウイが食べれるというわけですね(^^)

熟れてなくて固いキウイは酸っぱくて美味しくありません。
そんなときはリンゴと一緒にビニール袋に入れておくと、
早く食べごろになりますよ。

マタタビ科ですので、栽培すると猫の被害にあうことがあるそうです。
猫を飼っていらっしゃる方はどんな反応をするか、一度実験してみてくださいね。

あなたの妊活を応援します!

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