【季節の養生法】春の妊活に切り替えを!

2月4日の立春も過ぎ、
とうとう暦の上では春がやって来ました!

だんだんと朝日が昇るのも早くなり、
夕方の明るい時間も長くなっています。

実感として感じる春は
気温的にももう少し先になりそうですが、
よくよく観察していると”春らしさ”は
自然の中で感じられますよ(^-^)

人間も自然の一部です。
他の生き物と同じように、
自然に即した生活をすることで、
本領発揮できる生き物です。

当院の未妊治療では
自律神経を安定させる事によって心身の血流を整え、ホルモンパフォーマンスを最大限に引き出し、体質を改善することによって、
お母さんの身体をいつでも妊娠しやすい状態に保っておく事をやっています。妊活において最も大切な事だと考えています。

そのためにも、今回は春にちなんで、
自然に即した春の妊活をお伝えしていきますよ!

春は旧暦でいう、1~3月のことをいいます。
今の新暦でいうと、大体3~5月にあたります。

「素問」(東洋医学で最古の医学書)の「四気調神大論」には、
季節の変化に対応して、身体を合わせることで
生命力を高めましょうという内容が書かれています。

その中に、
春は”発陳(はっちん)”とあります。
発=啓く(ひらく)
陳=故い(ふるい)
なので、”古い命が開いて発する”という意味になります。

春は「生」の働きがあり、陽気が上昇する季節です。
新芽が出て、古い命から新しい命が生まれる時で
「待ってました!」
と言わんばかりに、万物が伸び伸びと生命力を奮い立たせる季節です。

また素問に春は、”賞して罰することなかれ”とあります。

つまり、人の過ちを罰したり、
たとえ相手が悪くても非難したりせず、
平常心を保とうということです。

人を非難したり、罰したりする時には
自分の心が苦しくなります。
そうなると、心が乱れて病気のもとになってしまうのです。

それでなくても、春は肝気が高ぶり、
イライラしやすい季節なので、
ご夫婦が平和に過ごすためにも
このことをしっかり心がけたいですね。

イライラとお伝えしましたが、
春は五臓の中では”肝”にあたります。

肝はストレスに弱く、
肝の異常があるとイライラしたり、情緒不安定になったり、
不眠になったりします。

また、肝は生殖や血、自律神経、目、筋肉とも関係しているので、
妊活中はとくに春の養生もしっかりしていきたいですね!

ということで、
春はできるだけ、のんびりと過ごした方が良いんです。
髪はくくらず、服装はタイトではなくゆるめで、
心も身体も伸び伸び過ごして
全身の気をめぐらせましょう(・∀・)

春は活動的に、そして和やかに過ごすといいいので
欲張らずに自然と湧いてくる春の陽気に身をまかせて
お気に入りの帽子をかぶってお散歩にでも出かけると
最適な春の養生になりますよ♪
3月頃からはぼちぼち紫外線も気になる頃ですよね!

とくに、冬の間に無理をしてしまったり、
美味しいご馳走を食べ過ぎたり、睡眠不足や冷えなど、
不摂生があった方はこの春にツケがやってきます。

身体にいらないものが溜まっているせいで、
湿疹などの皮膚症状になって出てくることもあります。
また筋肉に力が入らなくなり、だるくなることもありますよ。

そんな時こそ春の養生で挽回しましょう!
春に不摂生があった時は夏の冷え症になりやすくなります(*_*)

反対に、春にしっかり季節に合った養生ができれば、
夏は快適に過ごせますよ♪

前の季節も養生が次の季節の体調のベースをつくります。
料理でも下ごしらえ、お化粧でも下地が大事なのと同じように、
養生も前の季節から継続していくことが大切です。

「いつ授かっても大丈夫」
と言えるように、季節に合った養生をして、
生命力=妊娠力を高めて
しっかりお迎えの準備をしていきましょうね!

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