一度できたら一生消えない?

急激におなかが大きくなると妊娠線はできやすい

 妊娠線とは、妊娠中のお母さんの皮膚に現れることのある、ほんのりと赤みを帯びた線のことです。おなかだけでなく、胸やおしり、太ももなどにもできることがあります。妊娠によっておなかや胸が大きくなり、皮膚が急に伸ばされることで現れてきます。

 皮膚は、上から、表皮、真皮、皮下組織でできています。妊娠して皮下組織の中にある脂肪細胞が急に大きくなると、表皮はそれにともなってある程度は伸びるものの、真皮や皮下組織は、その伸びについていくことができずに断裂してしまいます。断裂したところから、その下にある毛細血管が見える。それが、稲妻のようだったり、すいかの皮の模様のようだったりする妊娠線です。

■妊娠線が現れない人もいます

 妊娠線は、すべての妊婦さんにできるわけではありません。できるのはだいたい7割の人。3割の人はできずにお産を迎えます。それでは、できる、できない、の差は一体どこにあるのでしょう?

 妊娠線ができるのは、おなかが急に大きくなったとき。たいてい、おなかが大きく目立ちはじめる妊娠7ヶ月ごろからです。大きくなるスピードや度合いは、人によって違いがあります。多胎妊娠の場合や小柄な人は、せり出すような感じで、どんどん大きくなりがち。その分、おなかの皮膚が引き伸ばされますが、これは仕方ありません。

 また肌質によっても、できやすい、できにくいがあります。一般に、皮膚がカサカサしていて弾力性のない人はできやすく、しっとりしていて伸びのいい人はできにくいようです。これも持って生まれたものですから、ある程度は仕方ないといえるでしょう。あなたのお母さんに妊娠線が残っているのかどうかも、あなたができやすいかどうかを知る目安になるでしょう。

■妊娠線は、ある程度予防できます

 妊娠線ができないように、また、できたとしても最小限にとどめるための方法はあります。まず、急激な体重増加を避けること。おなかが大きくなるにしても、少しずつ、少しずつならいいわけです。

 そして、皮膚になるべく潤いを与えること。乾燥しないようにクリームやオイルなどを塗って、よくマッサージしておきましょう。大きくなった胸や太ももなどにも同様のケアをしておきます。万が一、妊娠線ができてしまうと、がっかりして、それまで続けていたケアをやめてしまいたくなりますが、さらに悪化させないためにも最後までケアを続けてください。

■産後は目立たなくなります

 一度できてしまった妊娠線が消えることはありませんが、産後は目立たなくなります。妊娠線の程度や本数によっても違いますが、産後2ヶ月ごろから赤みが消えはじめ、半年後には透明な状態にまで戻ります。それまで産前と同様のケアを続けてみてください。おなかのたるみがなくなれば、さらに目立たなくなりますから、産後のエクササイズを積極的にしてみましょう。

■妊娠線を予防するコツ6ヶ条

□1.体重管理をしっかりと
□2.まめに体を動かし、脂肪がつきにくい体に
□3.マッサージしながらクリームで保湿してお肌に潤いを
□4.湯船に使って皮膚の血行を促進。保湿効果のある入浴剤で効果UP
□5.腹帯やガードルで適度におなかを支えて、皮膚が伸びすぎを防ぐ
□6.おなかの下側は死角! 鏡でチェックして常に意識

ALL ABOUTより

当院で、マタニティのマッサージを受けてた方は、妊娠線ができにくいです。

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