妊娠できない理由
不妊の原因は「男性:女性=40:60」にあると言われております。
つまり、妊娠できないのは、男女ともに原因があると考えられるので、不妊対策は夫婦で取り組む必要があります。
ここでは、男女別の理由と対策について解説します。
女性不妊!妊娠できない4つの理由
- 排卵因子(排卵に原因がある)
排卵障害とは、毎月定期的にやって来るはずの排卵が不規則になる状態で、若い女性の30%に見られる妊娠できない原因の一つです。
この原因は詳しくは解明されていませんが、「急激なダイエットからくるもの」、「過剰ストレスからくるもの」がよく耳にする話です。治療法としては、生活習慣の見直しをはじめ、排卵を強制的にさせる排卵誘発剤(飲み薬か注射)がメジャーです。排卵誘発剤は、双子ができやすい等いろいろな副作用があるのでお医者さんとよく相談しておきましょう。
- 卵管因子(卵管に理由がある)
卵管とは子宮から左右に伸びた10センチ程度の管のことです。直径は狭いところで1mm程度しかありません。この卵管が「詰まっている」状態を卵管閉塞といい、妊娠できない理由となります。
卵管閉塞の理由で、近年増加しているのが「クラミジア感染症」です。治療法としては、まずは通水治療が行われます。これはその名のとおり、卵管に水を通して卵管を開通させる治療です。それでも解決しない場合は、FTカテーテル治療といい、子宮からカテーテルと呼ばれる細い管を挿入し、卵管の狭い部分に到着したらカテーテルの先端についている風船をふくらませて卵管を拡張させる治療法です。
- 子宮因子(子宮に理由がある)
子宮因子による不妊の理由NO.1は、子宮筋腫です。
子宮筋腫とは、子宮にできる良性のこぶ(腫瘍)のことで、成人女性の4人に1人は子宮筋腫を持っているといわれています。子宮筋腫の方は、子宮の形が正常でなく着床しにくい、また着床しても流産しやすいという特徴があります。子宮の大きさが手拳大より大きい場合、もしくは、サイズは小さくても貧血の理由、月経困難症の理由になるようであれば、治療を検討しましょう。それ以外は経過観察が一般的です。治療法は、開腹手術が多いようです。
- 免疫因子(免疫機能に理由がある)
女性の体に精子を排除するという抗体ができてしまい、膣内に射精された精子が子宮を通って卵管に到達できないことです。この抗体を持つ場合は、有効な治療法はなく、人工授精もしくは体外受精に取組むことになります。
男性不妊!妊娠できない4つの理由
- 精子の数が少ない
精液中の精子濃度が1ml中に2,000万個以下の場合、乏精子症と診断されます。精子の数が極端に少ない乏精子症の場合は、人工授精、体外受精でも受精する可能性が低く、顕微授精を用いることになります。また、精子は存在するが、直進しないという方もいらっしゃいます。
- 精子がいない
精子の通り道に詰まりがある閉塞性無精子症と精子を作る機能に障害がある非閉塞性無精子症に分けられます。閉塞性無精子症の場合は通り道を開通する手術をする、非閉塞性無精子症の場合はTESE(テセ)という睾丸を切開して直接精子を取り出す手術が必要になります。
- 射精ができない
膣圧だけでは射精できない膣内射精不能も考えられます。正しいマスターベーションを訓練して、膣の刺激でも射精できるように訓練してもらいましょう。専門クリニックでは指導もしています。
- 性器が起たない
勃起できずにセックスができない障害を、ED(勃起障害)と呼びます。性生活にプレッシャーがかかっている人に多くみられる症状になります。精神的な過去のトラウマが理由の場合は、カウンセリング療法を行ない、身体的なものの場合はバイアグラなどの薬物療法が中心となります。
「1」、「2」については不妊クリニックで「精液検査」を受けるとその日のうちに結果がわかります。男 性にとっては心理的なハードルがあるでしょうがぜひ夫婦の問題として取組んでもらいましょう。
以上の事を解決するには、適度な運動や食事に気を付けてみましょう。それでも解決できない場合には病院に行ってみてください。泌尿器科のような専門医より薬を処方してもらった方が最適です。
しかしながら...
とはいうものの、来院されている方を見ると、女性側が妊娠をする態勢を整え、男性側が奥さんの体調に合わせて、夫婦生活を頻繁に持ってもらうことで妊娠に至る事が多いように思います。やはり、お互いの愛が大切なのかな、と思っています。
加賀整骨院 ご案内
〒921-8011 石川県金沢市入江3-117
北陸自動車道 金沢西インターから車で5分
076-214-6561
受付時間
【施術時間】9:00~12:00 15:00~21:00
【受付時間】午前11:00まで 午後19:30まで
【定休日】 日曜、祝日、土曜午後